免疫と病気

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免疫とは一体なんでしょうか?

私たちの体は毎日、病原体や異常な細胞と接しています。
にもかかわらず、常に病気にかかっているわけではありません。

私たちが普段、常に病気にかからずにいられるのは、体の中に免疫という防御システムが備わっているからです。

実際、免疫機能がほとんど働かないマウスは、数日〜数週間で命を落としてしまします。免疫が特別なときに働くものではなく、生きるために欠かせない基盤的な仕組みであることを示しています。

免疫のはたらき

免疫の役割は、大きく分けて次のように考えられています。

免疫が関わる病気

免疫は、がん、感染症だけでなく、糖尿病、動脈硬化、心血管疾患、 肥満やメタボシンドロームなど、一見すると無関係に思える病気とも深く関わっています。

それぞれの病気と免疫の関係を、代表的な例を通して説明します

免疫が関わる病気①:がん

がんは、細胞の遺伝子に異常が生じることで発生しますが、
その
発生や進行には免疫の働きが大きく関与しています。

私たちの体内では、日常的に異常な細胞が生まれています。
その多くは、
免疫による監視機能によって早い段階で排除されています。

しかし、免疫の監視機能が低下すると、
がん細胞が増殖しやすくなることが知られています。

現在の医療では、免疫の働きを活用する治療法も広く研究・応用されています

免疫が関わる病気②:感染症

風邪インフルエンザなどの感染症は、
免疫の働きが症状の重さや回復に大きく影響します。

同じ病原体に感染しても、
ほとんど症状が出ない人がいる一方で、
重症化する人がいるのは、
免疫反応の違いによるものです。

また、年齢を重ねるにつれて感染症が重症化しやすくなるのも、
免疫機能の変化が一因と考えられています。

免疫が関わる病気③:糖尿病

糖尿病は、血糖値の調整がうまくいかなくなる病気ですが、
近年では免疫や慢性的な炎症との関係が注目されています。

糖尿病は体内で炎症が続くことや、免疫細胞の働きが変化することが知られています。
また、腸内環境の変化も関与していると考えられています。

こうした状態が長く続くと、一部のがんの発生や進行と関連する可能性があることも、
疫学研究などから指摘されています。

そのため現在では、
糖尿病を単なる代謝異常として捉えるだけでなく、
免疫や炎症の状態をどのように整えていくかという視点が、
重要
になりつつあります。

免疫と日常生活の関係

免疫の状態は、日々の生活と密接につながっています。

免疫低下は、特別な病気だけに起こるものではありません。
加齢やストレス、慢性的な炎症など、日常のさまざまな要因が重なって生じます。

そのため、免疫低下に対しては、一時的な対策ではなく、
体全体の状態を見ながら免疫を支える考え方が重要になります。

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